連載:バリバリ・ヴァリアント

本誌掲載の同名記事です。 (pdf版発行 7日後にアップ)

2008年12月 4日 (木)

ウィザード・変則カナディアンビッドルール

全員の宣言トリック数の合計が、ディールの枚数と同じである状態のことを「友好ビッド」と呼び、そうではない状態を「敵対ビッド」と呼ぶ。
前者では、誰かがプレイングをミスしない限り、全員がプラスの点数を得ることが可能だが、後者の状態では必ず誰かがマイナスをかぶる。そしてウィザードではプラスの最低点(0トリック・メイク)とマイナスの最高点(1ダウン)で30点の差がつくので、一人当たりの期待得点は少なく見積もっても7~8点下がることになる。

――第1回ウィザード日本選手権北海道予選記事[月刊テーブルゲーム北海道 2007年11月号]

ウィザードの基本ルールでは、最後にビッドを行うディーラーが友好ビッドを狙って作ることが出来ます。これによって、同じ人数でプレイしても、マッチのトップ者のスコアに差が出てきます。

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2008年8月 1日 (金)

英語禁止モノポリー:ペナルティの実例

SaMoA[PC向けリンク]で発生した、英語禁止モノポリーのペナルティの実例を挙げます。

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英語禁止モノポリー

1990年代、正月のTV特番として放送された「BIG3 世紀のゴルフマッチ」という番組をご存知でしょうか?
タモリ・ビートたけし・明石家さんまの3名が各ホールに設定された変態ルール(クラブやボール自体がまともじゃない、プレイに支障のあるコスプレをするなど)の下でゴルフを行うというものです。
この番組の名物となっていたのが、毎回必ず設定された「英語禁止ホール」。
英単語を言ってそれを指摘される(カメラに映る)と即1打ペナルティを受けるというルールで、ラウンド中に良くしゃべる明石家さんまがうっかりゴルフ用語・スラング(ほとんどが英語)を口にしてはペナルティを重ね、それを避けるために考えた別表現にも英単語があって傷口を広げるというシーンが新春得番の風物詩の一つとなっていました。

このインパクトがテーブルゲームシーンにも伝播し、プレイ慣れした作品・競技で「今回はゲーム中英語禁止(英語を言うたび減点)」という追加ルールを入れて盛り上がることがありました。
特にプレイヤー間交渉がある作品・競技では会話必須であることから、ゲーム展開に大きな影響を与えます。
そんな交渉要素がメインとなるモノポリーの専門クラブSaMoAでは、変則ルールモノポリー「バカポリー」の一つとして「英語禁止モノポリー」を用意しています。今回はその英語禁止モノポリーを紹介します。

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2007年5月 1日 (火)

王への誓願・作意(?)ルール

本誌2007年04月号の特集「札幌が選ぶ2006年のモダンゲーム」の座談会で、おすすめ作品4作の一つとして選ばれた「Um Krone und Kragen/王への請願」。
日本登場当初(2006年1月頃)はただの色物ダイスゲーム扱いでしたが、プレイ開始から半年を経た秋ごろから正当な評価を受けるようになり、現在の好感度を得るまでに至りました。
この評価の急上昇の裏には、あるヴァリアントルール……というより作意を反映したルール追加がありました。
札幌、主にPhageやSaMuAでは、全国に先駆けて夏ごろからそのルール追加を行い、ゲームにしまりが出てきたため、作者は本来このような運用をさせたかったのでは?と考えるにいたりました。

原文(ドイツ語)・和訳両方のマニュアルの文面に誤解を招きにくい表現が残っていたために伝わらなかったであろう、作者・T.レーマン(独)の作意であろうルールをここで説明します。



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2005年9月 1日 (木)

クク・カンビオ 札幌での進化:「4ありルール」の完成

札幌でもNifty Serve FGAMES版が流通していた当時から、クク・カンビオは長くプレイされてきました。
そんな中、特に北海逓信舎やアスガルドで、もっと交換の読み・駆け引きを深くしようと、各種ヴァリアントルールが開発されてきました。
ヴァリアントルール間で相互補完関係が築かれ、現在では基本ルールに4つの札幌オリジナルルールを付け加えた形に進化しました。

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2005年6月 2日 (木)

ゲキシンK.O. 根性ルール

総合格闘技ブームに押されて登場した「ゲキシンK.O.」(作品紹介はこちら)。
格闘技全般のメディア露出度が高いため、プレイヤーがイメージしやすく、またデザイナーのゲームモデル化のうまさもあいまって、プレイヤーの支持を得ることに成功しています。
とはいうものの、ゲームそのものにランダム要素が大きく、それが元で手詰まりや理不尽な敗北をひき起こして、フラストレーションを感じたプレイヤーが多いのも事実でした。
そんな中、Cool&Heat参加者を中心に、多少なりともランダム要素をコントロールできるように、二つのヴァリアントルールが考案されました。今回はそのルールを紹介します。
今回紹介するルールを両者同時採用すると、「やりすぎ」の印象があるので、片方のみの採用をお勧めします。


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2005年5月24日 (火)

サンフアン・北大ルール

大航海時代、カリブ海の島・プエルトリコに置かれた開拓地の発展を競うカードゲーム、「San Juan/サンフアン」。
わかりやすいルール構造と、トレーディングカードゲームに似たカード構成、ゲーム所要時間の短さ(4人で約30 分)から愛好者が多く、札幌のほとんどのよろずゲームクラブでプレイされています。
しかし、プレイ機会が増えるに従い研究がすすみ、それにつれて一部のルールがゲームバランスを崩しているという声があがってきました。
このゲームの兄弟作にあたる「Puerto Rico/プエルトリコ」や鉄道会社経営ゲーム「18xx」シリーズなど、経済ゲームを数多くプレイしている 北大ML.K alea 分科会は、バランスを崩していると言われた点を独自に研究し、それを解消する2点の追加ルールを開発。自クラブ内のみならず、アスガルドやプロローグなど、他クラブにもこのルールを持ち込み、好評を博しました。
現在ではTGH掲載ヴァラエティ系ゲームクラブの標準ルールとなり、ゲームパーソングループ主催のタイトル戦「蝦夷総督戦」の公式ルールとなった「北大ルール」、その内容を以下に記述します。

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