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2009年4月 7日 (火)

2008年度主要ゲーム賞結果!

TGH2009年04月号が発行されたのは3月最終週。この時期は2008年度(2008年4月~2009年3月)を見直す絶好の期間です。

2008年度、日本モダンゲームシーンで注目されている4つのゲーム賞を受賞したのは、以下の作品です。

Spiel des Jahres/ドイツ年間ゲーム大賞 Keltis/ケルト
Deutscher Spielprice/ドイツゲーム賞(1位) アグリコラ[Agricola]
a la calte bestes Kaltenspiel/アラカルト・カードゲーム賞 Race for the Galaxy/レース・フォー・ザ・ギャラクシー(本誌ではR4G)
日本ボードゲーム大賞 Wie verhext!/魔法にかかったみたい!

各作品は既にModern Game Front LineのArticle、もしくは今月のメビウス便で紹介していますので、作品についてはそちらを参照ください。(今月のメビウス便については加筆)

Spiel des Jahres/ドイツ年間ゲーム大賞公式サイト(独語です)
主催者:ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会[独]
形式 :ゲームジャーナリスト・イヴェント企画運営者など、10名の委員による合議式。三段階の選抜を行う。
二次選考にあたるノミネート作品選考からは、選考委員は隔離された環境で協議を行う。

2008年度(第31回)
選考期間:2008年4月~2008年6月
選考対象作:2007年4月頃~2008年3月頃にドイツ国内で発表・販売された作品
大賞受賞作:Keltis/ケルト
クニツィアに対する功労表彰?
 作者:R.クニツィア[独]はデザイナデビューの直後からヒット作を連発し、ドイツ年間ゲーム大賞の最終ノミネートに残る作品も13作(第30回まで)出していますが、大賞だけは受賞経験がありませんでした。
 2008年、この作品が大賞、Wer wer’s? が子供ゲーム大賞を受賞と二冠で初戴冠となりました。
 ドイツゲーム賞では8位、日本ボードゲーム大賞では7位という評価がされていますが、これを受け「こちらの評価の方が妥当。ドイツ年間ゲーム大賞はクニツィアへの功労表彰をしたかっただけ」と揶揄する声も、残念ながら少なからずあるようです。

日本ボードゲーム大賞公式サイト
主催者:世界のボードゲームを広げる会 ゆうもあ[日本・本部:大阪]
形式 :日本国内の会員および協力クラブ参加者・ショップ顧客およびインターネットによる、優先順位連記投票制
最高5作品まで投票可能で、各投票の順位をポイント化し、その合計でランキングを決定。
1位=大賞となる。

2008年度(第7回)
投票期間:2008年12月~2009年1月末
投票対象作:2007年10月~2008年9月に日本国内で販売された作品
有効投票数:317
★本誌情報提携のヴァラエティゲームクラブが、投票に参加しています。

大賞受賞作:Wie verhext!/魔法にかかったみたい!
>「~がなければ……」と言われ続けて半年間
 本作はドイツゲーム大賞最終ノミネート作(ベスト5)、ドイツゲーム賞9位、アラカルト・カードゲーム賞2位と、他の3賞でも高評価を得ましたが、特にドイツゲーム賞やアラカルト・カードゲーム賞では、同時期発表の強力な作品に頭を押さえられ、「快作であるがあと一歩」の評価となっていました。
この賞でアグリコラやR4G、Stone Age/ストーンエイジが票を食い合ったことにも助けられ、ようやく受賞の栄冠を得ることができました。


Deutscher Spielprice/ドイツゲーム賞公式サイト(独語です)
主催者:エッセン国際ゲーム祭実行委員[独]
(フリードヘルム・メルツ社[独]運営受託)
形式 :ドイツ国内のゲームクラブ参加者・ショップ顧客およびインターネットによる、優先順位連記投票制
最高5作品まで投票可能で、各投票の順位をポイント化し、その合計でランキングを決定。
10月のエッセン国際ゲーム祭にて、1位作品を表彰。

2008年度(第19回)
投票期間:2008年12月~2009年1月末
投票対象作:2007年8月~2008年7月に販売された作品
有効投票数:不明

1位受賞作:アグリコラ[Agricola]
グローバルな人気を獲得した経営作品
農場経営に「パーソナルの変動要素」を持ち込んだことが世界中のファンに好まれ、ドイツ語・英語はもとより、各国語版が発売されるに至ったアグリコラ。
ドイツ国内人気優先でファミリー向け作品を主体としているドイツ年間ゲーム大賞ではノミネートはしなかったものの、「コンプレックス特別賞」という特別表彰をするに至っています。
 日本ボードゲーム大賞でも4位となっていますが、「日本語版の発売が2009年にずれ込んだことが響いて順位を下げた。予定通り2008年11月発売だったらもっと上がっていただろう」との分析もあります。

a la calte bestes Kaltenspiel/アラカルト・カードゲーム賞公式サイト(独語です)
主催者:フェアプレイ誌[独]
形式 :ゲームジャーナリスト・主催者指定コレクターなどによる合議+インターネット投票のポイント合計制。1位=大賞となる。合議・投票のバイアスは未公表。

2008年度(第18回)
選考・投票期間:2008年8月~2009年10月
選考・投票対象作:2007年8月~2008年7月に販売された、カードをゲームギミックの主体とした作品

大賞受賞作:Race for the Galaxy/レース・フォー・ザ・ギャラクシー
やはり銀河サンフアンは強かった
 サンフアン[San Juan]が2004年(第14回)大賞となったことから、類似ギミックを持つR4Gの受賞は想定内といえます。
 他賞では日本ボードゲーム大賞3位になっています。
 プレイヤーの研究が煮詰まらないよう、定期的な拡張セットの発表を計画していることも特筆すべきでしょう。出版元のリオ・グランデゲームス[米]は今年の夏予定で第2エクスパンション“Rebel vs. Imperium”を発売することを発表済みです。

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