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2008年12月 4日 (木)

ウィザード・変則カナディアンビッドルール

全員の宣言トリック数の合計が、ディールの枚数と同じである状態のことを「友好ビッド」と呼び、そうではない状態を「敵対ビッド」と呼ぶ。
前者では、誰かがプレイングをミスしない限り、全員がプラスの点数を得ることが可能だが、後者の状態では必ず誰かがマイナスをかぶる。そしてウィザードではプラスの最低点(0トリック・メイク)とマイナスの最高点(1ダウン)で30点の差がつくので、一人当たりの期待得点は少なく見積もっても7~8点下がることになる。

――第1回ウィザード日本選手権北海道予選記事[月刊テーブルゲーム北海道 2007年11月号]

ウィザードの基本ルールでは、最後にビッドを行うディーラーが友好ビッドを狙って作ることが出来ます。これによって、同じ人数でプレイしても、マッチのトップ者のスコアに差が出てきます。

日本選手権予選・本戦のような2マッチ以上ラウンドロビンで素点評価を採用した場合には、敵対ビッドをするとスコアが伸び悩むため、「敵対ビッド中心卓で2回トップ」より「友好ビッド中心卓で2回2着」の方が高スコアになるという、「目の前のゲームの順位をないがしろにする」ねじれ現象が発生します。
第1回日本選手権で複数回、そのねじれ現象が発生したことに対して、各地から苦情が続出しました。
第2回の日本選手権では、ラウンドロビンとなる地方予選以降で各種対処が盛り込まれました。本戦では少しでも敵対ビッドを増やすために、変則カナディアンビッドルールが採用されました。

ウィザード・変則カナディアンビッドルール
ディーラーの現在のスコアがトップ(タイ含む)である場合、友好ビッドになるようなビッドをすることができない。(下図1)
ただし、以下2点の例外がある。
例外1:対象者のビッドが0であれば、友好ビッドになっても構わない(下図2)
例外2:第1ディール
Val_figure

このルールは状況が限定されるとはいえ、敵対ビッドを強制するため、スコアの伸びが抑えることが出来ます。現在トップを走るプレイヤーとしては、敵対ビッドの強制が自分のダウンを誘うため、逆転のチャンスを与える副次的効果も出ます。

TGH Mobile!版おまけ
第2回ウィザード日本選手権 本戦において、リヴォーク(参照)のペナルティが改訂されました。
旧)リヴォーク発覚時、そのディールを打ち切り、ペナルティを犯したプレイヤーは2ダウン(-20点)、他プレイヤーはメイクしたものとして扱う。
新)リヴォーク発覚時、ペナルティを犯したプレイヤーに-20点のペナルティを科し、そのディールを最初からやり直す。

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