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2007年5月 1日 (火)

王への誓願・作意(?)ルール

本誌2007年04月号の特集「札幌が選ぶ2006年のモダンゲーム」の座談会で、おすすめ作品4作の一つとして選ばれた「Um Krone und Kragen/王への請願」。
日本登場当初(2006年1月頃)はただの色物ダイスゲーム扱いでしたが、プレイ開始から半年を経た秋ごろから正当な評価を受けるようになり、現在の好感度を得るまでに至りました。
この評価の急上昇の裏には、あるヴァリアントルール……というより作意を反映したルール追加がありました。
札幌、主にPhageやSaMuAでは、全国に先駆けて夏ごろからそのルール追加を行い、ゲームにしまりが出てきたため、作者は本来このような運用をさせたかったのでは?と考えるにいたりました。

原文(ドイツ語)・和訳両方のマニュアルの文面に誤解を招きにくい表現が残っていたために伝わらなかったであろう、作者・T.レーマン(独)の作意であろうルールをここで説明します。



王への誓願・作意(?)ルール
①「Scharlatan/ペテン師」「Bauer/農夫」「Feldherr/領主」を除く全てのキャラクターカードは、
・各手番の第1投とダイス確保までの間
・ダイス確保から次のダイス確保までの間
それぞれで、1枚ずつしか起動することが出来ない。

②「Scharlatan/ペテン師」「Bauer/農夫」「Feldherr/領主」の能力(手番開始時のダイス追加)は手番開始時、自動的に発動する。複数ある場合は全て発動する。

原文・和訳のマニュアル共に、ある手番でのプレイの実例が図解で出ていますが、上記のような運用をしています。それを元に作意を補完した形です。

このルールを導入する前は、「ストックからダイスを一つ取り、~の目にしてアクティブダイスに加える」能力を持つカードが全くの等価で、1投目の終了後に、それらのカードを全て起動してダイスを一度に増やし、その後複数のダイス目が操作できるカードで、同じ目のダイスの数を伸ばすという単純な戦略が成り立っていました。
このルール改訂により、各カードの能力発動タイミングの取り方がシビアになります。ダイス追加とダイス目操作を一投の間に両立させることが出来なくなるためです。
ダイス目操作のタイミングを間違うと、ダイス数が減りすぎて、追加する権利を失ってしまうこともあります。
また、ダイス追加系カードで指定されるダイス目の違いが生きてきて、「同じ目を先に投入して確保するか、あえて先に違う目を投入して振りなおしに賭けるか」でプレイヤーの考え方の差が出るようにもなり、大味で画一的なプレイは減ります。

[初出 月刊テーブルゲーム北海道2007年05月号 バリバリ・ヴァリアント]

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