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戦力均衡とカタルシスのバランスの難しさ

先ほど次号の「テーブルゲーム用語の基礎知識:モダンゲームのドラフト編」を脱稿しました。

ドラフトに関してはいろいろな要素が絡み合っており、アメリカのプロスポーツリーグでもかなり試行錯誤を繰り返しているのが分かりました。
たとえば、NBAのドラフトが採用している、「プレイオフに出られなかった14チームは一律同順位として、ラウンドごとに抽選で指名順を決定」と言うルール。NFLの成績下位からドラフト上位指名権が当たるシステムでは、プレイオフ進出不能チームが消化試合で手抜きするのを防ぐための苦心のあとだと分かりました。
※現にNFLで、負けの込んだホームチームに「ドラフト順位悪くなるから勝つな!!」というヤジもあったそうな。やれやれ。

プロスポーツですら苦労している、戦力の平等とそのために競争の質の保証。いわんやテーブルゲームをや。
トラディショナル作品のトレンドを盛り込んだ作品には「一旦劣勢になった場合の挽回が困難」という作品が多く、最近のプレイヤーがそれを嫌がる実感があるのです。
最近にはドイツ作品の一部にもその要素が入りこんできていて、08年6月メビウス便のGiganten der Luefte/天空の巨人に対する「遊べるんだけど、敗者確定者の消化試合を強要するゲームはちょっとね……」という評価もなされたくらいです。
負け抜けゲームでもその中で我慢しつつ成績を伸ばすという事の価値を、どのようにプレイヤーの皆様に認めてもらうかを伝えることもTGHの義務となりそうです。

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